最近憲法改正のニュースが出ていますのでとりあえず憲法について書いてみようかと思います。
前提知識として憲法とは国家の存在を基礎づける基本法を言います。最も重要な意義としては政治権力の組織を定めるのみならず,国家権力を制限して個人の人権を保障することと憲法学上では挙げられています。
では憲法改正をすべきでしょうか?
記事を書いているのはは2019年での私見としては現状では改正に反対です。
一切変えるべきでないとの考え方ではないですが、憲法96条に改正の手続きについて規定があること、及び国民主権の観点から、憲法改正は許容されるべきでしょう。
ただ与党の憲法改正の草案を読むと憲法の意義である国家権力を強くして国民の人権を制限するもので全く魅力を感じませんでした。新しい権利を付け加えた者もありますが、さほど明文化する重要性もないし、今までの憲法の箇所で国家にとって統治をしにくい都合の悪い部分を修正して提示した感が否めません。
(https://jimin.jp-east-2.storage.api.nifcloud.com/pdf/news/policy/130250_1.pdf)
改正の議論を国民に呼びかけるなら前提として国家権力のためではなく国民の人権を守り、国民の暮らしを守る魅力ある憲法を草案を提供していただきたいものだなと思っています。